マンションの部屋にインターネット回線を導入するには、戸建てとは異なるポイントに気をつけながら契約を行う必要があります。

今回は、マンションで開通させるおすすめのインターネット回線サービスや、導入にあたって知っておきたい注意点などについて解説します。

自分にぴったりのインターネット環境を整えるためのポイントがわかりますよ！

※当記事では特段の記載が無い限り税込価格で表記しています

マンションで契約できるインターネットの種類

マンションで契約できるインターネット回線サービスは、主に「光回線」・「置くだけWiFi（ホームルーター）」・「ポケットWiFi（モバイルルーター）」の3種類にわけられます。

まずは、それぞれの性質をまとめてチェックしましょう。

ここからは、3種類のサービスのメリット・デメリットについて解説していきますよ。

光回線

マンションタイプの光回線は、物件単位での導入となるため戸建てタイプよりも料金が安いのが魅力。

物件設備としてすでに宅内まで回線が通っている場合は、開通工事不要ですぐに利用を開始できます！

管理会社や大家さんの許可が得られれば、個別契約・開通工事の上自分の希望する光回線を新たに開通させることも可能ですよ。

【光回線のメリット・デメリット】

光回線は、通信の安定性や速度を重視したい方・契約期間中は転居せず利用を継続できる方におすすめです！

置くだけWiFi（ホームルーター）

置くだけWiFi（ホームルーター）は、モバイル回線の中でも自宅でのみ利用できるサービス。

ポケットWiFiのように持ち運びはできない分、大型で高性能なアンテナを搭載したルーターで安定した通信が利用できます！

【置くだけWiFi（ホームルーター）のメリット・デメリット】

置くだけWiFi（ホームルーター）は、工事不要・低料金で自宅用のインターネット回線を用意したい方におすすめです！

ポケットWiFi（モバイルルーター）

ポケットWiFi（モバイルルーター）は、その名のとおり自宅だけでなく外出先にも持ち運んで利用できるモバイル回線サービスです。

ビジネスのために用いたり、自宅用の回線とは使い分けたりといった用途にも向いています。

【ポケットWiFi（モバイルルーター）のメリット・デメリット】

ポケットWiFi（モバイルルーター）は、工事不要・低料金で持ち運び可能なインターネット回線を用意したい方におすすめです！

マンションで契約するインターネットの選び方！注目すべき5つのポイント

マンションで利用するインターネット回線を探し、自分に合ったサービスを見つけるために押さえておきたい5つのポイントについて解説します。

＜マンションインターネットを契約する際の5つのポイント＞

• ①そもそも住んでいるマンションで新規契約ができるのか
• ②速度の実測値がしっかりと出るか
• ③実質料金が安いか
• ④自分のスマホがお得になる「セット割」がきくか
• ⑤特典が豊富に用意されているか

①そもそも住んでいるマンションで新規契約ができるのか

インターネット回線を利用するためには、通信を行う場所がサービスの提供エリア内であることが必須です。

提供エリア外の場所では通信が一切利用できないので、必ず契約申込を行う前にエリアチェックをしてください。

エリアチェックは各回線事業者のWebサイト上で簡単にできるので、希望の回線を見つけたらWebサイト内の提供エリアに関するページを探すか「○○光　エリアチェック」といったワードで検索してみてください。

また、光回線の場合は、現在住んでいるマンションに新たに光回線を導入できるかどうかを管理会社や大家さんに確認してください。

集合住宅の場合、すでにインターネット回線設備が導入されているインターネット管理物件も多いです。

このような物件では、入居者が希望する別の回線を開通させることはほぼできません。

とくに賃貸だとこの部分は非常に厳しいので、まずは任意回線の新規契約ができることを確認してからどの回線を契約するかを検討し始めるのがよいでしょう。

②速度の実測値がしっかりと出るか

インターネット回線を使って快適な通信を行うためには、通信速度の速さが重要です。

どのような用途でどのくらいの速度が求められるのかをまとめてチェックしましょう。

インターネット回線選びで重要なのが、「最大通信速度」ではなく「実測値」に注目すること。

最大通信速度はあくまで理論値であり、一般家庭における利用でそのとおりの数値が出ることはまずありません。

実際に回線を利用しているユーザーがどれだけの速度で利用できているかに注目することが大切なのです。

さまざまな回線の実測値データが確認できる「みんなのネット回線速度」を参考に、主要な光回線10社の平均実測値をまとめました。

光回線ならば、どの事業者を選んでも100Mbpsは余裕をもって超えられる場合が多いですが、モバイル回線ではこの限りではありません。

必ず実測値データを参考にしながら契約先を検討してください。

③実質料金が安いか

インターネット回線サービスを料金面で比較するときは、毎月支払うことになる月額料金の額面ではなく、割引やキャッシュバックといった要素も含めて算出した「実質料金」に注目してください。

月額料金が安く一見お得に見える窓口よりも、高額な還元キャンペーンがある窓口のほうが最終的に支払う金額が安くなるケースは非常に多いです。

まずは実質料金がもっとも安くなる窓口に注目し、その他サポート体制・オプション内容などの面で自分に合ったサービスを展開している窓口と比較しながら、申し込み先を検討しましょう。

④自分のスマホがお得になる「セット割」がきくか

「セット割」を適用できると、毎月のスマホ料金が安くなります。インターネット回線の料金を安くしたい方は必見です。

例えば、ドコモのスマホを利用中の方なら「ドコモ光」を選べばセット割が適用されます。

特定の事業者に大きなこだわりがなければ、今使っているスマホとのセット割がきく事業者に選択肢を絞って検討するのがよいでしょう。

⑤特典が豊富に用意されているか

インターネット回線の契約にあたっては、窓口ごとに多種多様な特典が用意されています。

キャッシュバックや割引などの直接的な還元のほか、オプション無料、ゲーム機プレゼントといったものもあります。

自分が求める内容の特典があれば、実質料金の安さ以上の恩恵が受けられるので、さまざまな窓口をチェックしてみてください。

マンションにおすすめのインターネット回線【光回線5社】

マンションで契約するインターネット回線として、光回線のおすすめサービスを5つご紹介します。

＜おすすめ光回線＞

• NURO光
• ソフトバンク光
• auひかり
• So-net光プラス
• ドコモ光

まず検討したいのは「NURO光」がおすすめ

引用：NURO光

【NURO光・公式特設ページから申し込みの場合】

※すべて税込

「NURO光」は、他を圧倒する最大通信速度2Gbpsの高速通信が魅力の回線。

料金も比較的安いので、セット割が適用されるソフトバンクユーザーはもちろん、セット割が利用できない格安SIMユーザーの方にもおすすめです！

NURO光の申し込みは、以下のサイトからがお得です。

＜NURO光のおすすめ申込窓口＞

• 戸建てプラン         
  →45,000円のキャッシュバックが受け取れる公式特設サイト
• マンションプラン         
  →25,000円のキャッシュバックが受け取れる公式サイト

NURO光エリア外のソフトバンクユーザーは「ソフトバンク光」がおすすめ

引用：株式会社STORY

【ソフトバンク光・STORYから申し込みの場合】

※すべて税込

「ソフトバンク光」は、NURO光の提供エリア外に住んでいるソフトバンクユーザーの方におすすめの回線。

セット割が利用でき、こちらではワイモバイルユーザーの方も対象です！

ソフトバンク光の申し込みは、37,000円のキャッシュバックが受け取れる代理店STORYからがお得です。

auユーザーなら「auひかり」がおすすめ

引用：フルコミット

【auひかり・フルコミットから申し込みの場合】

※すべて税込

「auひかり」は、セット割が適用されるau・UQ mobileユーザーの方におすすめの回線。

実質料金が圧倒的な安さで、通信速度も速いため料金の安さを重視したい格安SIMユーザーの方も注目してみてください！

auひかりの申し込みは、63,000円のキャッシュバックが受け取れる代理店フルコミットからがお得です。

auひかりエリア外のauユーザーは「So-net光プラス」がおすすめ

引用：So-net

【So-net光プラス・公式サイトから申し込みの場合】

※すべて税込

「So-net光プラス」は、マンションの場合でも一部存在するauひかりの提供エリア外に住んでいるauユーザーの方におすすめの回線。

こちらは基本的に日本全国のマンションで契約ができ、セット割も利用できます！

So-net光プラスの申し込みは、39,980円のキャッシュバックが受け取れる公式サイトからがお得です。

ドコモユーザーなら「ドコモ光」がおすすめ

引用：ドコモオンラインコンシェルジュ

【ドコモ光・ドコモオンラインコンシェルジュから申し込みの場合】

※すべて税込

「ドコモ光」は、セット割が適用されるドコモユーザーの方におすすめの回線。

開通工事費が完全無料になるので、万が一契約期間の途中で解約しても工事費残債が発生しないので安心です！

ドコモ光の申し込みは、20,000円のキャッシュバックが受け取れるドコモオンラインコンシェルジュからがお得です。

マンションにおすすめのインターネット回線【置くだけWiFi3社】

マンションでの契約におすすめの「置くだけWiFi」3サービスをご紹介します。

＜おすすめ置くだけWiFi（ホームルーター）＞

• WiMAX
• ソフトバンクエアー
• home 5G

速度重視なら「WiMAX」がおすすめ

引用：UQ WiMAX

「WiMAX」は、5G対応で安定した高速通信が利用できるモバイル回線です。

置くだけWiFiタイプのルーターならポケットWiFiタイプよりもさらに通信が安定するので、自宅でのみ回線を使う予定の方にぴったりですよ。

【WiMAX・ギガ放題プラス（5G対応）プランの場合】

※すべて税込

WiMAXを申し込むなら、以下の3プロバイダから自分に合ったところを選ぶのがおすすめです。

＜おすすめのWiMAXプロバイダ3社＞

• Broad WiMAX：サポート充実&実質料金も比較的安い
• GMOとくとくBB WiMAX：圧倒的な実質料金の安さ
• BIGLOBE WiMAX：契約期間1年、解約違約金も格安

使い放題プランなら「モバレコエアー」がおすすめ

引用：モバレコエアー

「ソフトバンクエアー」は、光回線以外では唯一速度制限なしで利用できるインターネット回線サービス。

実質料金が非常に安くソフトバンク・ワイモバイルのセット割もきくので、コスパを重視したい方にはとくにおすすめですよ。

【ソフトバンクエアー・モバレコエアーから申し込みの場合】

※すべて税込

ソフトバンクエアーを申し込むなら、17,000円のキャッシュバックが受け取れるモバレコエアーからの申し込みがお得です！

ドコモユーザーには「home 5G」がおすすめ

引用：NTTドコモ

「home 5G」は、ドコモが提供するホームルーターサービス。ドコモスマホとのセット割が利用可能です。

5G対応、下り最大通信速度4.2Gbpsの超高速通信を手軽に開通できます。

home 5Gは、ドコモの公式サイトから申し込みができますよ。

マンションにおすすめのインターネット回線【ポケットWiFi2社】

マンションでの契約におすすめのポケットWiFi2サービスをご紹介します。

＜おすすめポケットWiFi（モバイルルーター）＞

• WiMAX
• 大容量WiFi

速度重視なら「WiMAX」がおすすめ

引用：Broad WiMAX

【WiMAX・ギガ放題プラス（5G対応）プランの場合】

※すべて税込

「WiMAX」は、ポケットWiFiでも5Gの安定した高速通信を利用できます！

置くだけWiFiと同様、おすすめプロバイダは以下の3社です。

＜おすすめのWiMAXプロバイダ3社＞

• Broad WiMAX：サポート充実&実質料金も比較的安い
• GMOとくとくBB WiMAX：圧倒的な実質料金の安さ
• BIGLOBE WiMAX：契約期間1年、解約違約金も格安

つながりやすさ＆データ量重視なら「大容量WiFi」がおすすめ

引用：大容量WiFi

※すべて税込
※初月の料金は日割り
※0GBプランはプラン変更時のみ選択可能（24ヶ月間0GBプランを利用することはできない）

「大容量WiFi」は、非常に広範囲のエリアをカバーしているつながりやすさが魅力のクラウドSIMサービス。

WiMAXのように直近3日間の通信量による速度制限がなく、50GB～500GBまで選べる月間上限までの容量を好きなペースで利用可能です！

契約申込は、大容量WiFiの公式サイトから行えますよ。

マンションでインターネットを契約する際の注意点

マンションでインターネット回線を契約する際、事前に知っておきたい5つの注意点について解説します。

＜インターネット契約する前に注意する5つのポイント＞

• マンションにフレッツ光が入っていれば光コラボに転用できる
• 工事をする場合は大家・管理会社の許可が必要
• マンションタイプの光回線は速度が遅くなりやすい
• 引越しの予定がある場合はおすすめできる回線が限られる
• 契約期間中に途中解約すると違約金がかかる可能性大

マンションにフレッツ光が入っていれば光コラボに転用できる

マンションの設備として「フレッツ光」が導入されている場合は、申請手続きをするだけで「ソフトバンク光」や「ドコモ光」などの光コラボ事業者への転用が可能です。

転用の場合は基本的に開通工事が不要なので、少ない負担で希望の光回線を契約できますよ。

工事をする場合は大家・管理会社の許可が必要

光コラボへの転用以外の形で光回線を新規契約するときは、ほとんどの場合開通工事が必要です。

この開通工事では物件の壁面に穴を開ける作業などが行われるため、マンションの場合大家さんや管理会社に工事の許可をもらわなければなりません。

許可が得られない場合は光回線の開通ができないので、契約申込を行う前に必ず確認しておきましょう。

マンションタイプの光回線は速度が遅くなりやすい

光回線のマンションタイプは、同じ建物内で同事業者を契約している住民と同じ回線にアクセスすることになる都合上、混雑が発生しやすく、夕方から夜間にかけてのピークタイムは速度が低下しやすいです。

対策を施すことでいくらか改善されることもありますが、戸建てとまったく同じ品質を目指すことは難しいので注意してください。

引越しの予定がある場合はおすすめできる回線が限られる

近いうちに引越しの予定がある、あるいはその可能性がある方は、2年や3年の契約期間が定められている光回線はおすすめできません。

光回線の場合は引越し先でも再び開通工事をする必要があり、工事費も発生します。

他回線へ乗り換えればキャンペーンによって工事費が無料になることもありますが、契約期間を満たさず解約になると乗り換え前回線での解約違約金を支払わなければなりません。

置くだけWiFiやポケットWiFiなら、簡単な引越し手続きを済ませるだけで大きな負担なく継続利用ができるのでおすすめです。

光回線にこだわりたい方は、「enひかり」のように契約期間の定めがない事業者に注目してみてください。

契約期間中に途中解約すると違約金がかかる可能性大

インターネット回線には、一般的に1年～3年の契約期間が定められているサービスが多いです。

この契約期間を満たさずに途中解約をすると、高額な違約金が発生します。

契約満了まで利用を継続できるか不安がある方は、契約期間の定めがない、あるいは短く違約金が安いサービスを選びましょう。

まとめ

マンションに住んでいてインターネット回線の契約を考えている方向けに、おすすめのサービスや契約にあたって注意したいポイントなどを解説しました。

マンションに導入するインターネット回線サービスは以下の通りです。

＜おすすめ光回線＞

• NURO光
• ソフトバンク光
• auひかり
• So-net光プラス
• ドコモ光

＜おすすめ置くだけWiFi（ホームルーター）＞

• WiMAX
• ソフトバンクエアー
• home 5G

＜おすすめポケットWiFi（モバイルルーター）＞

• WiMAX
• 大容量WiFi

ぜひ本記事を参考に、自分に合ったサービス内容のインターネット回線を見つけてください！