ソフトバンクエアーは、コンセントに挿すだけで簡単に使用できるWiFiです。端末が届いたその日から利用できるため、引っ越しが多い人や賃貸物件に住んでいる人にとって使いやすいのが魅力です。

しかし、料金や速度、サービスなどを理由にソフトバンクエアーの解約を検討している方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ソフトバンクエアーの解約手順について、注意点や違約金を抑える方法もふまえながらお伝えします。おすすめの乗り換え先も、「光回線」「ホームルーター」「ポケットWiFi」に分けてご紹介しているので、解約後の乗り換え先の参考にしてみてください。

※当記事では特段の記載がない限り税込価格で表記しています

ソフトバンクエアーの解約方法・手順

ソフトバンクエアーの解約手順は、以下の2ステップで簡単にできます。

1. サポートセンターに電話
2. 機器の返却

詳しい解約方法を見ていきましょう。

①サポートセンターに電話し、解約の申し込みをする

ソフトバンクエアーの解約方法は電話のみです。ソフトバンクの店頭やWebサイトからは、解約手続きができないため注意してください。

解約をする際には、下記のサポートセンターに電話をし、解約の旨を伝えましょう。

なお、月末が解約日となるため、毎月25日以降は電話が混み合います。しかし、ソフトバンクエアーの解約は月単位です。その月の上旬や中旬で解約を申し込んでも、実際に解約されるのはその月の月末となるため、解約を決めたら早めに電話をしたほうがつながりやすくなります。

②必要に応じてレンタル機器を返送する

ソフトバンクエアーをレンタルしていた場合は、機器を返送しなければなりません。返却に関する詳細は以下の通りです。

電源アダプタやLANケーブルは、自分の物と混同しないように確認をして返送しましょう。なお、機器を購入していた場合は返送不要です。

それでは、期限内に返送するのを忘れたらどうなるのでしょうか。もし、期限内に返送ができなかったり、機器が故障したりしていた場合は、違約金が発生します。違約金は、機器によって23,000円〜33,000円かかるため、期限内に忘れずに返送してください。

返送先は、上記でお伝えした宛名に送りましょう。なぜなら、ソフトバンクエアーの返送先は、同じ住所で宛名の異なる返送先が2つあるからです。1つは、ソフトバンクエアーの契約・利用した人の返送先と、ソフトバンク光の開通までにソフトバンクエアーを利用した人の「開通前レンタル」の返送先です。

ソフトバンクエアー解約時にかかる可能性のある費用

ソフトバンクエアーの解約時には、以下の費用がかかる場合もあります。

※価格は税込み

それぞれ詳しく見ていきましょう。

解約違約金

現在、ソフトバンクエアーには契約期間がないため、解約する際に違約金は発生しません。ただし、2021年11月より前に契約をした場合は、2年契約プランにあたるため、10,450円の解約違約金がかかります。契約期間の24ヶ月を過ぎると、再び自動で24ヶ月間の契約が始まります。解約手続きをしない限り自動更新されるため、契約期間中に解約をすると違約金がかかるというわけです。

しかし、2年契約にも解約料を必要としない期間があります。それは、契約満了月の当月・翌月・翌々月です。課金開始月を1ヶ月目とし、更新月である24ヶ月間目と自動更新された1ヶ月目、2ヶ月目の合計3ヶ月目の間に解約すると解約料がかかりません。

端末の残債（購入の場合）

端末を購入した場合、解約をした時点の端末代金の残りが請求されます。端末代金は36回分割払いで、キャンペーンを適用すると実質0円です。しかし、36ヶ月以上利用しないと端末代金は相殺されず、途中解約をすると残りの端末代金がかかります。24ヶ月目で解約をした場合には、以下の費用を支払わなければなりません。

※価格は税込み

機器を購入し契約途中に解約をした場合は、残りの端末代金が高額になるため注意が必要です。

端末の返送料（レンタルの場合）

端末をレンタルした場合、発送する地域により異なりますが、1,000円ほどの返送料がかかります。解約時の返送料は自己負担となり、梱包する段ボールや緩衝材も自分で用意しなければなりません。

端末の修理費用（レンタル品を破損した場合）

レンタルした端末を破損した場合、最大17,600円の修理費用がかかります。端末別の修理費用は以下の通りです。

※価格は税込み

なお、緩衝材で端末を保護していないなど、梱包の仕方によっては配送中に破損するおそれがあります。その場合にも、修理費用が請求される可能性もあるため、梱包はしっかりしましょう。

オプション違約金

ソフトバンクエアーの契約時に、「ホワイト光電話」「Yahoo!BB基本サービス（プレミアム）」「バリューパック」の3つのオプションに加入していた場合、オプションの違約金がかかることもあります。すべて加入していた場合は、最大で12,100円の違約金が必要です。

※価格は税込み

「ホワイト光電話」の場合は、期間にかかわらず解約金が発生します。「Yahoo!BB基本サービス（プレミアム）」「バリューパック」は24ヶ月契約であり、更新月以外の解約には上記の違約金がかかるため注意しましょう。

違約金を抑えてソフトバンクエアーを解約する方法

解約のために、できるだけ高額な費用は払いたくないものです。ソフトバンクエアーを、違約金を抑えて解約する方法を2つお伝えします。

1. 違約金＆本体残債がゼロになる48ヶ月目に解約する
2. 違約金負担や高額キャッシュバックのある回線に乗り換える

それぞれ見てみましょう。

違約金＆本体残債がゼロになる48ヶ月目に解約する

1つ目は、「違約金」と「端末残債」がゼロになるタイミングで解約する方法です。お伝えした通り、違約金は24ヶ月目（更新月）、端末代金は36ヶ月を過ぎると残債が発生しません。

この「違約金」と「端末残債」2つのタイミングが重なるのは、48ヶ月目なのです。

※価格は税込み

48ヶ月目のタイミングを逃すと、次は72ヶ月目となるので忘れないようにメモなどをしておくと良いでしょう。

違約金負担や高額キャッシュバックのある回線に乗り換える

2つ目は、違約金や高額キャッシュバックのある他社への乗り換えです。違約金と端末残債がゼロになるのは契約から約4年後なので、今すぐ変えたいという人にとっては長い期間待つ必要があります。

解約をしたいけど解約費用をかけたくない人は、違約金負担や高額キャッシュバックをしている回線の乗り換えがおすすめです。たとえば、Broad WiMAXでは、最大19,000円の違約金負担キャンペーンを行っています。指定のプランへの加入や、クレジットカード支払いなど、回線ごとの適用条件を確認しましょう。

また、高額キャッシュバックを利用できれば、もらったお金で解約違約金を払うことが可能です。

なお、違約金負担キャンペーンには、解約証明書を発行する必要があります。解約証明書は、解約金が記載された請求書です。注意点は、最終請求額の確認は解約から90日以内なので、早めに取得しましょう。解約証明書は、「My Softbank」から取得できます。

【補足】契約後8日以内ならクーリングオフできる

ソフトバンクエアーは、電気通信事業法「初期契約解除制度」により、8日以内であれば契約のキャンセルが可能です。「端末が届いた日」もしくは「契約書を受け取った日」の遅い日を1日目とした8日間が適用されます。なお、この初期契約解除制度は、ソフトバンクでは「8日間キャンセル」と言います。

8日間キャンセルは、店舗で申し込んだ人は店舗にて、オンラインから契約した人は下記の専用コールセンターへ電話をかけて手続きを行ってください。

電話で8日間キャンセルの手続きが済んだら、忘れずに端末を返送しましょう。なお、8日間キャンセルが適用されるのは、以下の条件にあたる場合です。

• 自宅や勤務先、通学先の電波状況が不十分
• 十分な説明がされていなかった場合
• 契約書面が交付されていない場合

ソフトバンクエアー解約前に確認すべき3つの注意点

ソフトバンクエアーを解除する際には、注意点を把握しておきましょう。解約前の注意点は、以下の3つです。

1. スマホとのセット割が適用されなくなる
2. 約月の料金は日割りできない
3. 購入した端末は再使用できない

1つずつ説明していきます。

スマホとのセット割が適用されなくなる

1つ目の注意点は、スマホとのセット割を受けられないことです。ソフトバンクエアーには、スマホとセット割引になる「おうち割 光セット」があります。毎月最大1,100円割引されますが、解約をするとスマホの割引がなくなり、スマホ代が高くなってしまうのです。

スマホの割引を継続したい人は、「ソフトバンク光」や「NURO光」など、セット割がある回線を乗り換え先に選びましょう。

解約月の料金は日割りできない

2つ目の注意点は、解約月の料金は日割りされず満額請求されることです。月の頭に解約を伝えても、解約が完了するのはその月の末日です。たとえば10月2日に解約を伝え、その後一切使用しなかったとしても、10月分の料金は日割りされることなく、1ヶ月分を支払わなければなりません。

購入した端末は再使用できない

3つ目の注意点は、解約後は購入した端末が使えなくなることです。Airターミナルを購入した場合、解約後も端末が手元に残りますが、ソフトバンクエアー以外では使えません。

【光回線編】ソフトバンクエアー解約後におすすめの乗り換え先

ソフトバンクエアーを解約して、光回線への乗り換えを検討している場合は、「NURO光」と「ソフトバンク光」がおすすめです。どちらもソフトバンクのスマホとのセット割が適用されるため、引き続きスマホ料金が割引されます。

なお、ソフトバンクのスマホ以外を利用している人は、スマホとセット割がある回線を選ぶとお得です。

※価格は税込み

速度を重視するなら「NURO光」がおすすめ

引用：NURO光

NURO光は、下り速度最大2Gbpsの高速通信が魅力の光回線です。オンラインゲームやリモートワークなどで、速度を重視したい人におすすめです。

※価格は税込み

NURO光は、2021年に「オリコン顧客満足度®ランキング 」にて1位を獲得した回線です。複数端末を同時に接続しても、遅延なく快適にインターネットを利用できます。

ソフトバンクユーザーであれば、スマホとのセット割引になる「おうち割 光セット」が適用されます。ソフトバンクスマホ1台につき、毎月最大1,100円が割引になるため、ソフトバンクスマホを使っている人の乗り換え先におすすめの光回線です。

また、NURO光では43,000円のキャッシュバックがもらえるキャンペーンを実施しています。現金でもらえるため、旅行や買い物など自由に使える点がメリットです。

さらに、44,000円の工事費が実質無料になる新規入会特典もあります。工事費は毎月の使用料金に分割で上乗せされますが、特典により工事費料金が割引されるため、実質無料となるのです。ただし、36ヶ月以内で解約をする場合、残債が請求される点には注意しなければなりません。

なお、NURO光はサービスの提供エリアが限られています。申し込み前に、利用するエリアが対応しているかを確認しましょう。

NURO光がエリア外なら「ソフトバンク光」がおすすめ

引用：株式会社STORY

NURO光が対応していないエリアの場合は、全国対応の「ソフトバンク光」への乗り換えがおすすめです。ソフトバンクスマホとのセット割があるので、引き続きスマホの料金が割引されお得に利用できます。

※価格は税込み

NURO光が対応エリア外だった場合は、ソフトバンク光への乗り換えがおすすめです。NURO光同様に、ソフトバンクスマホが割引になる「おうち割 光セット」が適用されます。ソフトバンク光では、他社からの乗り換えにかかる違約金・工事費が、最大10万円還元されるキャンペーンを実施中です。違約金により乗り換えを悩んでいる人も、キャンペーンを利用すれば安心して乗り換えができます。

なお、ソフトバンク光は、STORYでの契約がおすすめです。STORYからの申し込みで最大25,200円のキャッシュバックを受けられます。

【ホームルーター編】ソフトバンクエアー解約後におすすめの乗り換え先

家に光回線をつなぐことはできないけれど、速度を求める場合は、ホームルーターがおすすめです。ホームルーターのおすすめ乗り換え先を、2つご紹介します。

• home 5G
• Broad WiMAX

それぞれの特徴についてお伝えしていきましょう。

速度を重視するなら「home 5G」がおすすめ

引用：GMOとくとくBB

ホームルーターの中でも速度を重視する人は、「home 5G」がおすすめです。

※価格は税込み

ドコモのホームルーター「home5G」は、ドコモユーザーであればセット割が適用され、毎月最大1,100円がスマホ料金から割引されます。契約期間に縛りがなく、データ容量制限もありません。また、5Gに対応しているため、5G対応のエリアであれば高速通信がかなうのも魅力の1つです。

「home5G」を扱う窓口は複数ありますが、おすすめはGMOとくとくBBです。最大18,000円分のAmazonギフト券がもらえたり、「月々サポート」の適用で端末代金が実質無料になったりします。

速度&料金のバランスで選ぶなら「Broad WiMAX」がおすすめ

引用：Broad WiMAX

速度はもちろん料金も重視したい人は、「Broad WiMAX」への乗り換えがおすすめです。

※価格は税込み

「Broad WiMAX」は、業界最安級の月額料金を誇るインターネット回線です。5Gにも対応しており、価格と速度のバランスの良さを重視する人にとっては、おすすめの乗り換え先です。auスマホユーザーならセット割引でスマホ料金が割引されるため、よりお得に利用できます。

また、他社からの乗り換えがお得になるキャンペーンを実施しています。契約解除にかかる違約金を最大19,000円負担してもらえるほか、Broad WiMAXの初期費用20,743円が無料になります。違約金と初期費用がかからないため、他社からでも気軽に乗り換えられるのがポイントです。

【ポケットWiFi編】ソフトバンクエアー解約後におすすめの乗り換え先

出張や外回り、カフェで仕事をすることが多い人など、持ち運んで使いたい場合はポケットWiFiがおすすめです。端末を持ち運べるので、WiFi環境がない外出先でも利用できます。ポケットWiFiのおすすめの乗り換え先は、以下の3つです。

1. データ容量50GBまでなら「MONSTER MOBILE」
2. データ容量100GBまでなら「THE WiFi」
3. データ容量500GBまでの大容量なら「大容量WiFi」

特徴について1つずつ説明していきます。

データ容量50GBまでなら「MONSTER MOBILE」がおすすめ

引用：MONSTER MOBILE

「MONSTER MOBILE」は、プランが豊富でギガの追加が便利なポケットWiFiです。容量増量のプラン変更もできるため、途中で使う量が増えても安心です。

※価格は税込み

「MONSTER MOBILE」は、マンスリープランとデイリープランの2つがあります。マンスリープランは、月の通信量を20GB・50GB・100GBから選べます。デイリープランは、1日の通信量の上限を、2GB・3GB・5GBから選べるプランです。さらに、それぞれ1年契約と縛りなしプランもあるため、使う容量や期間に合わせて選べます。

また、月額料金が6ヶ月間500円割引になるキャンペーンや、14日間お試しキャンペーンがあります。14日間お試しキャンペーンは、条件を満たすと事務手数料・月額利用料・解約手数料を負担せずに解約可能です。

利用したい場所で接続できなかったり、速度が極端に遅かったりした場合に適用されるため、万が一つながらなくても安心して解約できます。

データ容量100GBまでなら「THE WiFi」がおすすめ

引用：THE WiFi

「THE WiFi」は、100GBの大容量が3,000円代から利用できるポケットWiFiです。30日間のお試し期間があるので、接続や速度を確認してから使えます。

※価格は税込み

「THE WiFi」は、毎月100GBを固定で使えるTHE WiFi 100GBプランと、利用したデータ容量に応じて料金が変わるTHE WiFi Fitの2つがあります。THE WiFi 100GBプランを申し込むと、事務手数料が1,100円割引になるうえ、月額料金が4ヶ月無料になるキャンペーンを実施中です。さらに、端末レンタル料金もかからないため、お得にポケットWiFiを始められます。

また、「30日間のお試し期間」を設けています。申し込み後にサービス内容に納得できなかった場合、申込日を起算日として、30日以内の申告で解約が可能です。違約金や利用料金を負担せずに解約できるため、はじめてポケットWiFiを利用する人でも安心して申し込めます。

データ容量500GBまでの大容量なら「大容量WiFi」がおすすめ

引用：大容量WiFi

500GBの大容量を利用する場合は、「大容量WiFi」への乗り換えがおすすめです。動画視聴や外出先での地図・ナビゲーションを利用が多い人にも、データ容量を気にせずに利用できます。

※価格は税込み

最大500GBを業界最安級で利用できるポケットWiFiです。データ容量は50GB〜選択でき、利用状況に応じてプランを変更できます。なお、プラン変更の際には事務手数料として1,100円がかかる点は注意が必要です。

「大容量WiFi」では、月額料金が最大半年間990円になる新春キャンペーンを開催しています。200GB〜500GBのプランに新規で申し込み、なおかつ対象オプションとの同時に申し込むと適用されます。加入条件のオプションは、端末トラブルへのリモート対応や、水没・盗難などのサポートで、万が一の場合でも安心できる内容です。

また、申し込みから最短で翌日発送されます。端末が届いたら即日利用開始できるため、すぐに利用できる点もポイントです。

まとめ

ソフトバンクエアーの解約は、電話で手続きをして、端末の返却をするだけで完了します。ただし、いつ解約をしても解約月の末日までは料金が請求される点と、レンタルの場合は忘れずに端末を返却しなければならない点に注意が必要です。

なお、ソフトバンクエアーは、解約のタイミングによっては高額な違約金がかかる場合もあります。違約金と端末の残債をなるべく減らすには、契約から48ヶ月目に解約すると費用をかけずに解約可能です。また、選択肢の1つとして、高額キャッシュバックや違約金負担をしている回線への乗り換えがあります。ここでご紹介したおすすめの乗り換え先を参考にして、乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。