ポケットWiFiを検討している人のなかには、決められた契約期間がネックになっている方も多いのではないでしょうか。

一般的にポケットWiFiは、2年〜3年ほどの契約期間（縛り）があります。

短期間だけ使いたかったり、プランを変えたかったりした場合、縛りがあると解約金が発生するため、簡単には解約ができません。

しかしポケットWiFiのなかには、縛りなし・解約金不要で契約できるものもあります。

期間や解約金を気にせず、目的に合わせて使える点がメリットです。

今回は、縛りなし・解約金不要のポケットWiFiを紹介します。

選ぶ際のポイントについてもお伝えするので、縛りなしのポケットWiFiを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

まずは縛りなしのポケットWiFiを一覧でチェック！

まずは、縛りなしのおすすめポケットWiFi4社を一覧で比較してみましょう。

詳しくは「【データ容量別】縛りなしのおすすめポケットWiFi4社」で解説しています。

縛りなしのポケットWiFiとは

縛りなしのポケットWiFiとは、年単位で契約期間が決められていないものです。

多くのポケットWiFiは2年〜3年の契約期間があり、期間内で解約をすると違約金が発生します。

その点、縛りなしのポケットWiFiは短期間で解約ができるため、「出張や旅行で一時的に使いたい」「新しいサービスや機種が出るたびに試したい」人におすすめです。

ただし、長期間利用する際は、縛りのあるプランよりも料金が高くなる可能性があります。

期間よりも費用を重視したい人は、縛りありのポケットWiFiの利用がおすすめです。

縛りありのポケットWiFiについては、【長期間利用するなら縛りありのポケットWiFiがお得！】で詳しく解説しています。

5つのポイントを確認！縛りなしのポケットWiFiの選び方

短期間の利用や、新しい端末を使いたい人にとって便利な縛りなしポケットWiFi。

自分に合った縛りなしポケットWiFiは、以下の5つのポイントを確認しましょう。

1. 提供エリア
2. データ容量
3. 実質料金の安さ
4. 実測値の速さ
5. 速度制限の条件

ひとつずつ詳しく解説しています。

提供エリア

まずは、提供エリアを確認しましょう。

地域によっては、エリア外になる場合があります。

検討していたポケットWiFiがエリア外であれば意味がありません。

提供エリアは、公式ホームページから確認できるので、申し込む前に確認をしましょう。

データ容量

データ容量も選ぶ際のポイントです。

ポケットWiFiごとにさまざまなデータプランがあり、自分が普段使う容量のプランを無駄なく契約できます。

目的別のデータ容量 は、以下のとおりです。

動画視聴が多い人は、10GBよりも多い容量のプランがおすすめです。

動画視聴やSNSを長時間しない人は、10GBまたは10GB以下で十分足りるでしょう。

実質料金の安さ

ポケットWiFiを選ぶ際は、実質料金も大切なポイントです。

実質料金とは、事務手数料や端末代などを含めた実際の費用のことです。

実質料金は、以下の計算式で出せます。

• 実質料金＝【月額料金×契約月数】+【初期費用（事務手数料・端末代）】-【キャッシュバック・割引額】

キャンペーン割引や月額料金の安さだけで選ばず、実質料金の安さで選びましょう。

実測値の速さ

4つ目のポイントは、実測値の速さです。

実測値とは、実際の通信速度のことを指します。

公式ホームページに記載されている数値は「最大値」であり、あくまで理論上の数値です。

たとえば、縛りなしポケットWiFi4社の実測値は、以下のとおりです。

※11月時点のみんなのネット回線速度より

https://twitter.com/gonlot837/status/1298893414142849025

「下り速度」は、動画視聴などのダウンロードの速さ、「上り速度」は動画の投稿などアップロードの速さです。

インターネット回線は主に「下り速度」が重要であり、一般的に25Mbps以上あれば快適に使えるとされています。

ポケットWiFiを選ぶ際には、実測値も確認してから選ぶといいでしょう。

速度制限の条件

最後は、速度制限の条件に注意が必要です。

データ容量が無制限のポケットWiFiでも、速度制限がかかる場合があります。

たとえば、「3日で10GB以上の使用で制限」などの条件です。

無制限のポケットWiFiの場合でも、事前に速度制限の条件について確認しておきましょう。

【データ容量別】縛りなしのおすすめポケットWiFi4社

縛りなしのポケットWiFiのなかで、おすすめの4社をデータ容量別に紹介します。

1. 20GBなら「どこよりもWiFi」
2. 50GBなら「MONSTER MOBILE」
3. 100GBなら「Mugen WiFi」
4. 200GBなら「Chat WiFi」

20GBなら「どこよりもWiFi」

「どこよりもWiFi」は、毎月使うデータ量によって料金が変わります。

縛りなしと、2年間の縛りありのプランが用意されており、どちらも20GB～50GBは実質料金が安く、おすすめです。

※料金は税込

「どこよりもWiFi」は、使った分だけ料金を払うポケットWiFiです。

毎月のデータ使用量にバラつきがある人に最適だといえるでしょう。

縛りなしの場合、20GBまでは月額料金が2,400円。

50GB以上の使用でも上限が3,900円なので、あまり使わなかった月はお得に、たくさん使っても3,900円以上はかかりません。

■おすすめポイント

• 毎月のデータ使用量が変わる人におすすめ
• クラウドSIMなので対応エリアが広い
• 縛りなし/2年縛りどちらも選べる

50GBなら「MONSTER MOBILE」

「MONSTER MOBILE」は、自分の目的に合わせてデータ容量から選べます。

プランはライトユーザー向けの1日2GBや大容量の月間100GB、縛りなし・1年契約など、合わせて12プランです。

※料金は税込

「MONSTER MOBILE」は、途中でプランの変更もできます。

最初は20GBで契約していても、「思ったより動画を視聴する」といった場合、50GBに変更が可能です。

ギガが足りなくなった場合は、500MBからチャージができます。

長距離移動や、思ったより動画を見てギガを使い切った場合に便利です。

また、NTTグループカードで料金を支払うと、12ヶ月間毎月500円がキャッシュバックされます。

合計6,000円のキャッシュバックとなり、さらにお得に利用できるでしょう。

■おすすめポイント

• 業界最安級の月額料金
• 目的に合わせて12のプランから選べる

100GBなら「Mugen WiFi」

「Mugen WiFi」は、大容量の100GBが4,000円以下で使用できるポケットWiFiです。

30日間の無料体験期間があるのも特徴で、「ポケットWiFiをお試しで利用したい」という人にもおすすめです。

※料金は税込

「Mugen WiFi」はシンプルな料金で、100GBが3,718円で利用できます。

月額660円の「2年縛りなしプラン」に加入すれば、好きなタイミングでいつでも解約可能です。

また、ポケットWiFiではめずらしい、30日間の全額返金キャンペーンがあります。

「快適に使えるか」「生活圏内に対応しているか」など、実際に使って試したい人におすすめです。

ただし、縛りなしオプションに加入した場合は適用されません。

■おすすめポイント

• 30日間の無料お試しができる
• 100GBが使い放題
• キャッシュバックがもらえる

200GBなら「Chat WiFi」

「Chat WiFi」は契約の縛りがなく、たっぷり200GBが使えるポケットWiFiです。

データ容量を気にせずに使えるため、長時間の動画視聴をする人におすすめです。

※料金は税込

「Chat WiFi」は、3大キャリアの回線を使うクラウドSIMで、どこでも快適にインターネットが使えます。

また、大容量の200GBが毎月使えるため、仕事でもプライベートでも容量を気にすることはありません。

契約期間に縛りがなく、解約金も必要ないChat WiFiは、「いつ解約するかわからない」という人におすすめです。

■おすすめポイント

• 毎月200GBを使える
• いつでも解約できる
• 大手3大キャリアの回線でつながりやすい

【短期間レンタル型】縛りなしのおすすめポケットWiFi2社

縛りなしのポケットWiFiを4社ご紹介しました。

いずれも年単位の縛りがなく、短期間で解約できる点がメリットです。

しかし、なかには数日単位でポケットWiFiを利用したい人もいるのではないでしょうか。

数日単位の利用であれば、「レンタル型ポケットWiFi」がおすすめです。

ここでは、おすすめの短期間レンタル型ポケットWiFiを、2社ご紹介します。

1. どんなときもWiFi
2. WiFiレンタルどっとこむ

とにかく安くレンタルしたいなら「どんなときもWiFi」

「どんなときもWiFi」は、1日330円からレンタルできるポケットWiFiです。

使いたい期間や必要な容量を選択できるため、旅行や入院、ネット回線工事のつなぎなど、さまざまな目的に応じて利用できます。

※料金は税込

どんなときもWiFiは、「デイリータイプ」と「マンスリータイプ」、「1日3G」と「大容量プラン」から選べます。

契約料や端末代金を支払う必要がなく、レンタルにかかる余計な費用がありません。

また、受取・返送方法も簡単です。

端末は家や会社で受け取れます。

返送は、同袍されているレターパックプラスを使い、ポストに投函するだけです。

店舗や窓口に出向く必要がないので、時間を気にせずに返却できます。

シンプルな料金プランと、簡単な受取・返却方法が特徴のどんなときもWiFiは、はじめてポケットWiFiをレンタルする人にもおすすめです。

豊富な端末種類から選びたいなら「WiFiレンタルどっとこむ」

「WiFiレンタルどっとこむ」は端末機種が豊富で、データ容量や通信速度、デザインなどを選べます。

また、受取先が選べるだけでなく、宅配受取なら配送先を選べるため、病院や出張先でも受取が可能です。

※料金は税込

「WiFiレンタルどっとこむ」は接続が簡単で、端末が届いたその日から利用できます。

そのため、テレワークやオンライン授業で、急にWiFi環境が必要になった人にもおすすめです。

1日から利用でき、長期レンタルも可能なので、引っ越しや入院、海外からの一時帰国や出張など幅広いシーンで使えます。

また、自動延長のサービスがあります。

無理に返却する必要がなく、「返却し忘れた」「予定が変更になった」という場合でも、続けて使用可能です。

長期間利用するなら「縛りあり」のほうがお得な場合も！

短期間だけの場合は、「縛りなし」のポケットWiFiがおすすめですが、長期間利用する場合は「縛りあり」のほうがお得です。

縛りなしは、縛りありよりも基本的に月額料金が高くなります。

なお、「どこよりもWiFi」の20～50GBプランの場合は、縛りありでも実質料金が安く、おすすめのポケットWiFiです。

ここでは、「縛りあり」でお得なポケットWiFiを3社ご紹介します。

1. 100GBプランなら「THE WiFi」
2. 200GB以上の大容量プランなら「大容量WiFi」
3. 速度を重視するなら「WiMAX」

100GBプランなら「THE WiFi」

「THE WiFi」は、100GBプランを月額3,828円で利用できるポケットWiFiです。

※料金は税込

月額料金が4ヶ月間0円になるキャンペーンを実施しており、キャンペーン利用で実質月額が3,281円（税込）まで下がります。

また、30日間の無料お試し体験も実施中です。

端末レンタル料金無料でTHE WiFiを試したい人は、ぜひ申し込みましょう。

200GB以上の大容量プランなら「大容量WiFi」

引用：大容量WiFi

200GB以上のプランを検討している人は、「大容量WiFi」がおすすめです。

※料金は税込
※初月の料金は日割り
※0GBプランはプラン変更時のみ選択可能（24ヶ月間0GBプランを利用することはできない）

200GB〜500GBのプランがあるため、動画視聴やSNSを頻繁に利用する人も、容量を気にせずに楽しめます。

また、予算に合わせてプラン変更（手数料1,100円）できるので、料金を抑えたい人にもおすすめです。

なお、キャンペーンによっては、プラン変更を行うと適用が外れる可能性があるため注意しましょう。

速度を重視するなら「WiMAX」

データ容量ではなく、通信速度で選びたいなら「WiMAX」がおすすめです。

「WiMAX」はクラウドSIMのWiFiよりも通信速度が速く、ストレスなく快適にインターネットを利用できます。

「WiMAX」にはさまざまなプロバイダがありますが、どのプロバイダから申し込んでも「つながりやすさ」「速度」は変わりません。

プロバイダによって変わる点は、特典や料金です。

それぞれのおすすめプロバイダの特徴を、以下にまとめました。

■Broad WiMAX：月額料金の安さや充実したサポート、5Gにも対応しているなど総合点が高い

■GMOとくとくBB：とにかく安い

また、テレワークやオンライン授業など、自宅メインで使用する場合は、ホームルーターの使用もおすすめです。

工事の必要がなく、コンセントに挿して設定をするだけで利用できます。

まとめ

縛りなしのポケットWiFiのおすすめ4社を中心に、選ぶ際のポイントについてお伝えしました。

縛りなしのポケットWiFiは、年単位での契約の必要がなく、解約金も不要です。

短期間の利用ができるため、好きなタイミングで他社へ乗り換えられます。

ただし、長期間利用するのであれば、縛りのあるプランのほうが縛りなしよりも月額料金が安い場合があります。

また、「数日だけ」「1ヶ月だけ」という場合は、レンタル型のポケットWiFiの利用もおすすめです。

1日からレンタルでき、受取・返却方法も簡単なので、幅広い目的に合った使い方ができます。

自分がどのくらいの期間・容量を利用するのか、実質月額は安くなるのかなどを総合的に考えて、ポケットWiFiを検討しましょう。