一人暮らしの自宅にインターネット回線を導入するとき、どんなサービスを利用すればいいのか迷う方は多いのではないでしょうか。

今回は、”一人暮らしの家に適したインターネット回線”をテーマに、おすすめ回線や導入手順を解説していきます。

自分に合ったインターネット回線サービスの選び方がわかるので、ぜひ契約の参考にしてください！

※当記事では特段の記載が無い限り税込価格で表記しています

一人暮らし住宅でのインターネットの契約パターン

インターネット回線サービスは、「ポケットWiFi（モバイルルーター）」・「置くだけWiFi（ホームルーター）」・「光回線」の3種類に大きくわけられます。

まずは、各サービスの性質をまとめて比較しましょう！

ここからは、それぞれのサービスのメリットやデメリット、どんな方におすすめなのかを解説していきます。

ポケットWiFi

モバイル回線の1種であるポケットWiFiは、開通工事不要であること、外出先へ持ち出し可能であることが魅力です。

自宅以外の場所でもインターネット回線を使いたい方には、ポケットWiFiがおすすめです！

置くだけWiFi

モバイル回線の1種である置くだけWiFiは、開通工事不要・原則自宅でのみ利用可能なサービス。

持ち出しができない分、端末が大型でポケットWiFiより安定性が高い通信を利用できます。

インターネット回線を利用するのは自宅のみだけれど、光回線は利用できない・したくない事情がある方には置くだけWiFiがおすすめです！

光回線

光回線は、自宅に回線を引き込み、通信設備を導入する開通工事が必要なインターネット回線。

通信速度の速さや安定性を重視するなら、光回線一択であるといえます。

開通工事が可能な環境で、通信の品質を重視したい方には光回線がおすすめです！

■インターネット完備の住宅ならそのまま使おう

物件の設備として、あらかじめインターネット回線が導入されていることがあります。

このような場合は新たに回線を契約する必要はないので、通信速度や料金などのサービスに不満がなければそのまま使いましょう。

■フレッツ光回線がある住宅は他社光コラボに転用できる

フレッツ光回線が導入されている住宅なら、大元は同じ回線を使用している「光コラボ」と呼ばれるほかの事業者を契約できます。

この場合は、開通工事不要で手軽に契約を済ませられますよ。

当記事でのちほどご紹介するおすすめ光回線のうち「ソフトバンク光」・「So-net光プラス」・「ドコモ光」は光コラボ回線に該当します。

スマホのテザリング

インターネット回線は契約せず、手元のスマホで利用している携帯回線をその他の機器でも使用する「テザリング」機能でカバーするのも選択肢のひとつです。

スマホ以外の機器を使う機会がほとんどない方や、スマホのプランがデータ量無制限あるいは大容量のものである方はこちらで済ませるのも手でしょう。

一人暮らしにおすすめのインターネット回線【ポケットWiFi4社】

一人暮らしの住宅におすすめのポケットWiFi4社をご紹介します。

＜一人暮らしにおすすめのポケットWiFi＞

• 速度重視の人は「WiMAX」がおすすめ
• つながりやすさ＆データ量重視の人は「大容量WiFi」がおすすめ
• 毎月のデータ量が大きく異なる人は「どこよりもWiFi」がおすすめ
• 違約金なしのポケットWiFiなら「縛られないWiFi」がおすすめ

速度重視の人は「WiMAX」がおすすめ

引用：UQ WiMAX

「WiMAX」のポケットWiFiは、速度が遅いといわれがちなポケットWiFiの中でも通信速度を求めたい方におすすめです！

5G対応プランが登場し、5Gのエリア内なら非常に高速で快適な通信が利用できます。

【WiMAX・ギガ放題プラス（5G対応）プランの場合】

※すべて税込

WiMAXを申し込めるプロバイダは複数ありますが、中でも以下の3社がおすすめです。

＜一人暮らしにおすすめのWiMAXプロバイダ＞

• サポート充実&料金も手頃⇒「Broad WiMAX」
• 圧倒的な料金の安さ⇒「GMOとくとくBB WiMAX」
• 契約期間12ヶ月&違約金格安⇒「BIGLOBE WiMAX」

つながりやすさ＆データ量重視の人は「大容量WiFi」がおすすめ

引用：大容量WiFi

「大容量WiFi」は、50～500GBの豊富な選択肢の中から自分の月間使用データ量に合わせてプランを選べるクラウドSIM式ポケットWiFiです。

※すべて税込
※初月は日割り
※0GBプランは契約半年後より選択可能（24ヶ月間0GBプランを利用することはできない）

WiMAXよりも広いエリアに対応していてどこでもつながりやすく、月間のデータ量上限までなら速度制限なく自由なペースでインターネットを利用できます。

大容量WiFiは、大容量WiFiのWebサイトから申し込みができますよ。

毎月のデータ量が大きく異なる人は「どこよりもWiFi」がおすすめ

引用：どこよりもWiFi

「どこよりもWiFi」は、その月のデータ使用量に応じて料金が変わるシステムのクラウドSIM式ポケットWiFiです。

月によってデータ使用量に大きなばらつきがあり、無駄を生みたくない方にはぴったりですよ。

※すべて税込

通常は契約期間・違約金なしですが、24ヶ月間確実に継続利用できる方なら2年割適用でさらにお得に契約できます！

どこよりもWiFiは、どこよりもWiFiのWebサイトから申し込みができますよ。

違約金なしのポケットWiFiなら「縛られないWiFi」がおすすめ

引用：縛られないWiFi

「縛られないWiFi」は、契約期間・違約金なしでWiMAXのギガ放題（4G対応）プランやクラウドSIMを契約できるサービスです。

いつでも気軽に解約できるポケットWiFiを契約したいと考えている方は、ぜひ注目してください。

※すべて税込

12ヶ月間の契約期間がある1年おトクコースなら、料金をさらに抑えられます。

縛られないWiFiは、縛られないWiFiのWebサイトから申し込みができますよ。

一人暮らしにおすすめのインターネット回線【置くだけWiFi3社】

一人暮らしの住宅におすすめの「置くだけWiFi」3社をご紹介します。

＜一人暮らしにおすすめの置くだけWiFi＞

• 速度重視の人は「WiMAX」がおすすめ
• 使い放題が良い人・ソフトバンクユーザーには「ソフトバンクエアー」がおすすめ
• ドコモユーザーには「home 5G」がおすすめ

速度重視の人は「WiMAX」がおすすめ

引用：Broad WiMAX

「WiMAX」の置くだけWiFiは、ポケットWiFIタイプよりもさらに安定性が増した5G対応の快適な通信を利用できます！

【WiMAX・ギガ放題プラス（5G対応）プランの場合】

※すべて税込

ルーターを外出先へ持ち出す予定がない方はこちらを選択しましょう。

WiMAXを申し込めるプロバイダは複数ありますが、中でも以下の3社がおすすめです。

＜一人暮らしにおすすめのWiMAXプロバイダ＞

• サポート充実&料金も手頃⇒「Broad WiMAX」
• 圧倒的な料金の安さ⇒「GMOとくとくBB WiMAX」
• 契約期間12ヶ月&違約金格安⇒「BIGLOBE WiMAX」

使い放題が良い人・ソフトバンクユーザーには「ソフトバンクエアー」がおすすめ

引用：モバレコエアー

「ソフトバンクエアー」は、ソフトバンク・ワイモバイルスマホとのセット割がきく置くだけWiFiです。

【ソフトバンクエアー・モバレコエアーから申し込みの場合】

※すべて税込

料金が非常に安いうえ、光回線以外では唯一データ量上限・速度制限が一切ないことが大きな魅力です！

ソフトバンクエアーは、モバレコエアーからの申し込みがおすすめです。

ドコモユーザーには「home 5G」がおすすめ

引用：NTTドコモ

「home 5G」は、ドコモスマホとのセット割がきく置くだけWiFiです。

※すべて税込

5G対応、下り最大4.2Gbpsの超高速通信が魅力です。

契約期間の定めがないので、突然解約しなければならなくなったときにも安心ですよ。

home 5Gは、ドコモの公式サイトから申し込めます。

一人暮らしにおすすめのインターネット回線【光回線5社】

一人暮らしの住宅におすすめの光回線5社をご紹介します。

＜一人暮らしにおすすめの光回線＞

• まずおすすめなのは「NURO光」
• NURO光エリア外のソフトバンクユーザーは「ソフトバンク光」がおすすめ
• auユーザーなら「auひかり」がおすすめ
• auひかりエリア外のauユーザーは「So-net光プラス」がおすすめ
• ドコモユーザーなら「ドコモ光」がおすすめ

まずおすすめなのは「NURO光」

引用：NURO光

「NURO光」は、最大通信速度2Gbpsの他回線とは一線を画した高速通信が魅力の光回線です。

【NURO光・公式から申し込みの場合】

※すべて税込

実質料金も比較的安いので、セット割がきくソフトバンクユーザーの方はもちろん、セット割が使えない格安SIMユーザーの方にもぴったりです！

NURO光の申し込みは、以下のサイトからがおすすめです。

＜NURO光のおすすめ申込窓口＞

• 戸建て⇒NURO光公式特設ページ（45,000円キャッシュバック）
• マンション⇒NURO光公式サイト

NURO光エリア外のソフトバンクユーザーは「ソフトバンク光」がおすすめ

引用：株式会社STORY

NURO光の提供エリア外に住んでいるソフトバンクユーザーは、ソフトバンク光がおすすめです。

【ソフトバンク光・STORYから申し込みの場合】

※すべて税込

「ソフトバンク光」は、光コラボ回線にあたるので、基本的に日本全国どこに住んでいても契約ができます。

ソフトバンクスマホとセット割がきくので、NURO光の提供エリア外に住んでいるソフトバンクユーザーにおすすめです。

ソフトバンク光は、代理店STORYからの申し込みがおすすめです。

auユーザーなら「auひかり」がおすすめ

引用：フルコミット

「auひかり」は、au・UQ mobileとのセット割がきく光回線です。

【auひかり・フルコミットから申し込みの場合】

※すべて税込

実質料金が非常に安く、通信の品質のよさが特徴です。

そのため、料金の安さを重視したい格安SIMユーザーの方も要チェックです！

auひかりは、代理店フルコミットからの申し込みがおすすめですよ。

auひかりエリア外のauユーザーは「So-net光プラス」がおすすめ

引用：So-net

「So-net光プラス」は、基本的に日本全国どこでも契約できる光コラボ回線です。

【So-net光プラス・公式サイトから申し込みの場合】

※すべて税込

auひかりの提供エリア外に住んでいるauユーザーの方はぜひ注目してください！

So-net光プラスの申し込みは、公式サイトからがおすすめです。

ドコモユーザーなら「ドコモ光」がおすすめ

引用：ドコモオンラインコンシェルジュ

「ドコモ光」は、ドコモのスマホとのセット割がきく光回線です。

【ドコモ光・ドコモオンラインコンシェルジュから申し込みの場合】

※すべて税込

当記事でご紹介する光回線の中では唯一、工事費が実質ではなく”完全無料”となるキャンペーンがあります！

ドコモ光の申し込みは、ドコモオンラインコンシェルジュからがおすすめです。

一人暮らし住宅でインターネットを契約する際の注意点

一人暮らしの方が、自宅用インターネット回線の契約を検討するときに気をつけたいポイントについて解説します。

以下5つのポイントに気をつけてください。

＜一人暮らしがインターネットを契約する際の注意点5つ＞

• 賃貸や集合住宅は光回線工事ができないことが多い
• 契約期間途中で解約すると高額な違約金がかかる
• 自宅がサービス対象エリア内か確認する
• 実質料金の安さで比較する
• キャッシュバックはもらい忘れるリスクがある

賃貸や集合住宅は光回線工事ができないことが多い

一人暮らし向け物件に多い集合住宅や戸建てであっても賃貸物件である場合、光回線の開通に必要な工事ができないケースが多いです。

理由としては、すでに物件設備として導入されている回線以外の新たな開通が不可であったり、工事の過程に含まれる建物の壁面に穴を開ける作業が拒否されてしまったりすることなど挙げられます。

光回線を契約したい場合は自分の希望する回線の導入が可能か、それに伴い開通工事をして問題ないかを管理会社や大家さんに確認してから、具体的に申込先を検討しましょう。

契約期間途中で解約すると高額な違約金がかかる

多くのインターネット回線サービスには2年あるいは3年の契約期間が定められており、これを満たさずに途中で解約すると高額な違約金が発生します。

とくに光回線の契約期間中に引越しが決まった場合は、違約金を払って解約するか、再度引越し先での開通工事費を払って移転するかの選択を迫られます。

引越しの機会が多い、あるいは急に決まる可能性がある一人暮らしの方はこの点によく注意してください。

契約期間を満たせるか不安な方は、契約期間なし（違約金0円）あるいは期間が短い・違約金が安い回線を選択しておくと安心です。

自宅がサービス対象エリア内か確認する

インターネット回線を契約して通信を利用するには、利用場所（自宅）がその回線の提供エリア内であることが必須です。

気になるサービスを見つけたら、自宅がその回線のエリア内であるか確認しましょう。

回線のエリアチェックは、各回線のWebサイトなどでかんたんに行えることが多いです。

実質料金の安さで比較する

インターネット回線の申込窓口を比較するときは、毎月支払う月額料金ではなく、キャッシュバックなどの還元を含めて算出した「実質料金」の安さを重視することが重要です。

月額料金が安い窓口よりも、高額なキャッシュバックや割引を受けられる窓口のほうが最終的に支払う合計金額が安くなるのはよくある話です。

キャンペーン内容まで注意深くチェックしたうえで窓口を比較しましょう。

キャッシュバックはもらい忘れるリスクがある

インターネット回線によくあるキャッシュバックキャンペーンは、回線開通後に自分でキャッシュバック受け取り申請をする必要があるものが多いです。

申請が可能になる時期が開通から12ヶ月後というパターンも珍しくなく、申請を忘れてしまうと大きな損につながります。

もらい忘れのリスクをなくしたい方は、契約手続きの流れの中でキャッシュバック受け取り申請も済ませられる形式のキャンペーンや、そもそも申請の必要がない割引型のキャンペーンを利用しましょう。

一人暮らし住宅でインターネットを導入する手順

一人暮らしの方がインターネット回線を契約し、導入する手順を解説します。

＜モバイル回線（ポケットWiFi・置くだけWiFi ）の場合＞

1. 希望の回線を見つけ、自宅や端末を持ち出す場所がその回線の提供エリア内であることを確認する
2. 希望のサービスの新規契約申込を行う
3. 申し込みが受理され次第、端末一式が発送される
4. 端末一式を受け取り、内容物に不足がないか確かめ、初期設定を行う
5. 手元の機器で通信が可能になったら開通完了

＜光回線の場合＞

1. 希望の回線を見つけ、自宅がその回線の提供エリア内であることを確認する
2. 希望のサービスの新規契約申込を行う
3. 担当スタッフから電話やメールで連絡を受け、契約内容の確認・開通工事の日程決めを行う
4. 3で決めた日時で開通工事を行う
5. 工事が終わり、手元の機器で通信が可能になったら開通完了

まとめ

一人暮らしの自宅にインターネット回線の導入を考えている方向けに、インターネット回線の種類やそれぞれの特徴、おすすめサービスに関する情報をまとめて解説しました。

インターネット回線サービスは大きくわけて「ポケットWiFi（モバイルルーター）」・「置くだけWiFi（ホームルーター）」・「光回線」の3種類があります。

引越しの機会が多い、あるいは急遽決まる可能性がある一人暮らしの方には、ポケットWiFiと置くだけWiFiがおすすめです。

自分がインターネット回線に求める要素は何かを踏まえて、申し込むサービスや窓口を検討してくださいね。